健康診断で「ステージ2ですね」と言われたら…
「ステージ2ですね」
「クレアチニンが少し高いですね」
と言われても、
「それってどういう意味?」
「もう重症なの?」
と不安になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、腎臓病のステージや健康診でよく見る数値について、わかりやすくご紹介します。
腎臓病のステージとは?
慢性腎臓病は、IRIS(国際獣医腎臓病研究グループ)の基準をもとに、病気の進行具合をステージ1~4に分類します。
このステージは、治療方法や今後の管理を考えるための大切な目安です。
ステージは何で決まるの?
ステージはクレアチニンの値を基本に、さらに
・SDMA
・尿検査(尿比重・尿たんぱく)
・血圧
・症状
などを総合的に評価して決まります。
そのため、クレアチニンだけで病気の進行度が決まるわけではありません。
健康診断でよく見る数値
クレアチニン
腎臓が老廃物をどれぐらい排出できているかをみる指標です。
BUN(尿素窒素)
体内に老廃物がどれくらいあるのかを示します。
脱水などでも高くなることがあります。
SDMA
腎機能が低下し始めた比較的早い段階で変化することがあるため、早期発見に役立つ指標の一つです。
ステージ1~4の目安
●ステージ1
腎機能の低下は始まっていますが、症状がほとんどないこともあります。
●ステージ2
軽度の腎機能低下が見られる段階です。健康診断で見つかることも多く、早期からケアを始められる大切な時期です。
●ステージ3
食欲低下や体重減少、多飲多尿などの症状がみられることがあります。
●ステージ4
腎機能が大きく低下しているため、より慎重な治療や管理が必要になります。
数値だけで判断しないことが大切
健康診断で数値が少し高かったからといって、すぐに重症というわけではありません。
獣医師は血液検査だけでなく、尿検査や血圧、症状なども合わせて総合的に判断しています。
健康診断は「病気を見つける」だけでなく、「今の状態を知る」ための大切な機会です。
まとめ
腎臓病のステージや健康診断の数値は、愛猫の体の状態を知るための大切な目安です。
数値だけに一喜一憂するのではなく、獣医師と相談しながら、その子に合ったケアを続けていきましょう。
最後に…
今回で猫の腎臓病シリーズは終了です。
腎臓病は、早期発見・早期ケアがとても大切な病気です。
このシリーズが、愛猫の健康について考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
